nutanix-mcp-server-jp
This project provides a Model Context Protocol server to interact with Nutanix Prism Central, using FastAPI to retrieve and manage information about clusters and virtual machines. It's meant as an MVP and acts as a foundation for future enhancements and integrations, including detailed data retrieval and command operations.
nutanix-mcp-server
Nutanix Prism Central と連携してクラスタ・仮想マシン情報を取得する MCP (Model Context Protocol) サーバーの FastAPI 実装
概要
本プロジェクトは、Nutanix環境を対象とした Model Context Protocol (MCP) サーバーの Minimum Viable Product (MVP) を実装するものです。主な目的は、FastAPI を利用して Nutanix Prism Central からクラスタ情報を取得することにあり、本 MVP は将来的な機能拡張(追加の情報取得、モデル操作、セキュリティ強化など)の基盤となります。 プロトタイプのため本番環境では利用しないでください。
動作環境
- OS: macOS, Linux, Windows(WSL2含む)
- Python: 3.12 以上推奨
- pip: 23.x 以上推奨
- Nutanix Prism Central API バージョン: v4.0.2(Cluster Management API)
- Nutanix Prism Central API バージョン: v4.0(Virtual Machine Management API)
使い方
セットアップ手順
# リポジトリをクローン
git clone https://github.com/takanorisuzuki/nutanix-mcp-server-jp.git
cd nutanix-mcp-server-jp
# 仮想環境を作成・有効化(任意)
python3 -m venv venv
source venv/bin/activate # Windows の場合は venv\Scripts\activate
# 依存パッケージをインストール
pip install -r requirements.txt
# .env ファイルを作成
cp .env.example .env
.env ファイルの書き方
以下のように .env
ファイルを作成し、認証情報や接続情報を定義します。
PRISM_CENTRAL_IP=192.168.10.11
PRISM_CENTRAL_PORT=9440
PRISM_CENTRAL_USERNAME=admin
PRISM_CENTRAL_PASSWORD=your_password_here
# VERIFY_SSL="false"
.env
ファイルはプロジェクトルートに配置してください。.gitignore
によりコミット対象から除外されます。
- SSL 検証について:
現在、自己署名証明書に対応するため、証明書検証を無効(
verify=False
)にしています。運用環境では、適切な SSL 検証を実施してください。.env
内の値はすべて文字列として扱われます。VERIFY_SSL
を使用する際は"false"
のようにクオートで囲むか、コード側で文字列をブール型に変換する処理が必要です。
サーバーの起動
uvicorn を使用してMCPサーバーを起動します:
uvicorn app:app --reload
MCPサーバーは http://127.0.0.1:8000
で起動します。
API エンドポイントの確認
-
Swagger UI: ブラウザで
http://127.0.0.1:8000/docs
にアクセスすると、API ドキュメントを確認・テストできます。 -
curl を利用して確認:
/clusters
: Nutanix クラスタの基本情報(UUID、クラスタ名、ノード構成など)を返します。/vms
: Prism Central 上の仮想マシン情報(名前、vCPU、メモリ構成など)を返します。
curl -v http://127.0.0.1:8000/clusters curl -v http://127.0.0.1:8000/vms
Dify 連携について
本リポジトリには、Dify のカスタムツールとして MCP サーバーを登録するための OpenAPI スキーマファイル dify-openapi-schema.json
が含まれています。
Dify 上でこのスキーマを使ってカスタムツールを登録し、エージェントにそのツールを割り当てることで、自然言語で Nutanix クラスタ情報や仮想マシン情報を取得・確認することができます。
- Dify の管理画面で「ツール」>「カスタムツール」から
Nutanix MCP Server
を作成します。 dify-openapi-schema.json
で定義されているスキーマを貼り付けます。- 利用可能なツールに
getClusters
とgetVms
が表示され、テストが正常に動くことを確認します。 - 新しいエージェントを作成し、ツールとして MCP サーバーを登録したカスタムツールを指定します。
- エージェント画面で「クラスタの情報を教えて」など自然言語で問いかけると、MCP サーバーに問い合わせて結果を返してくれます。
接続アドレスについて: Dify を Podman 上で動作させている場合、dify-openapi-schema.jsonを変更せずにMCP サーバーのアドレスとして
http://host.containers.internal:8000
を利用可能です。
Docker など他の環境ではhttp://host.docker.internal:8000
など適切なホスト名・IP アドレスに読み替えてください。
更新履歴
- 2025-04-18: バージョン
v0.1.0
初期リリース。/clusters
および/vms
エンドポイントを実装。- Nutanix Prism Central との連携。
- FastAPI による REST API サーバー。
.env
による認証情報および接続先の外部化。- OpenAPI スキーマを Dify 連携用に対応。
貢献方法
貢献は大歓迎です。機能改善やバグ修正について Pull Request を送信してください。大きな変更を行う前には、まず Issue を立てて議論してください。
ライセンス
本プロジェクトは LICENSE ファイルに記載の条件の下でライセンスされています。
将来の拡張予定
- 仮想マシンの詳細情報(NIC / ディスク構成)の追加
- クラスタ単体の詳細表示エンドポイントの実装
- Nutanix API vmm の統合による操作系 API の導入(仮想マシンの起動/停止など)
- Dify からの対話操作支援